ロング グッド ラン

フルマラソンで3時間を切る(サブスリー)ための練習日誌とそれに関することについて書いてます

練習 考察2 (書評)

今日は最近発売された「マラソンは3つのステップで3時間を切れる 白方健一」(SB新書)に書かれている練習について書いてみたいと思います。9章構成で、

  1. 練習の考え方
  2. 練習方法
  3. パフォーマンスを高める方法
  4. レース展開について
  5. 心拍トレーニングについて
  6. 体のメンテナンス方法
  7. シューズの選び方
  8. フォームについて
  9. レース準備、レース中のサプリメント

となっています。新書の分量なので、ポイントだけを書かれており内容は濃いと思います。著者はランニングクラブを運営されているので、詳しく知りたい方は入会して指導してもらうことになると思います。

 

本の中で、練習はメリハリをつける必要があると書かれています。つまりポイント練習と疲労回復のジョグ、休養をすることで走力を伸ばしていきます。これはいろいろなマラソンの本に書かれていることなのでマラソンの練習の基礎だと考えます。あとはどれくらい自分を追い込めるかになります。目安は心拍数で把握していけばいいかと思います。サブスリーを40代で達成されている方のブログ等を読んでいると心拍計を利用している人がいます。スピード持久力がマラソンでは必要ですが、マラソンペースで走って心拍数が低めで安定していなければならず、普段から心拍数を把握していることはレース中に起きる体の変化に対応しやすいと思います。

 

最初のほうにも書きましたが、新書サイズのため練習方法について1章しか割かれておらず、読む人によっては物足りないかと思いますが内容は濃いためサブスリーを目指している人には十分かと思います。もっと細分化された練習メニューを知りたい場合は新書であれば小出監督が書かれている「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法 」(角川SSC新書)が良いと思います。こちらも上記の練習の考えと共通しているところがあります。小出監督の著書はレース中のサプリメント等はあまり書かれていないので、その点は白方氏の本を参考されると良いかと思います。